回文塾 絵回文 俳句回文 元旦干支 感嘆短歌 都道府県 歳時記 源氏絵巻 短編小説 23区詩歌
覆面回文参加作品
文中に与えられたお題を折り込んで作る回文バトル

ツイッターで回文愛好者が参加表明をし、一週間にわたるバトルを展開、批評や推理、
騙し合いなどの末に、作者を当てっこする遊びです。誰にも当てられなかったら覆面
回文師の称号を貰えるが、出展数に制限が無い為一作品で参加する人や20・30作品
も出典する人もいて公平性にかけるのは否めないが、所詮わいわいがやがや遊ぶのが目的
で異論を唱える人もいない。しかし一度位は出典数を統一してやってみるのも一興だろう。

お題【一】いち
2015・01・11 お題 【一】(いち・ひとつ・ワン・はじめ)など読みは自由
一富士


 寄る華さ一富士 二鷹 三茄子

 恵比寿なんさ 肩に慈父小さな春よ 

 よるはなさいちふじにたかさんなすび
 えびすなんさかたにじふちいさなはるよ

一 人


 酔った一人と恋しい小鳥飛び立つ夜

 よつたひとりとこいしいことりとひたつよ

一 回


 いつかいかつもにかいはいかにもつかいかつい
 一回勝つも二回は如何に持つか厳つい

一 気


 一気逃がす三回はいかん流石にキツイ

 いっきにがすさんかいはいかんさすがにきつい

NO1


 嘘さおいらは四回転NOの1
(ワン)
 アカンわ!ノーパンなんていかんよ 笑いを誘う

 うそさおいらわよんかいてんなんばーのわんか
 あかんわのーぱんなんていかんよわらいをさそう

一 計


 一計案じ遥かな時と名借るは仁愛・決意

 いっけいあんじはるかなときとなかるはじんあいけつい

一日一回


 何ら又威喝一日一回堪らんな

 なんらまたいかついちにちいつかいたまらんな

一 時


 よい名で留守懇談一時には行け時計は二時遅引断固するでないよ

 よいなでるすこんだんいちじにはいけとけいはにじちいんだんこするでないよ

一 点  
 三振はぐらすや一点差挟んでつい安らぐ阪神さ
 
さんしんはぐらすやいつてんさはさんてついやすらぐはんしんさ
一日罰一


 咬み付きさ 一日罰一罰二 小さき罪か

 かみつきさいちにちばちいちばちにちいさきつみか

一 穴


 大惨事嘘を買い立つ決意乗り蟻の一穴大禍襲う人災だ

 だいさんじうそをかいたつけついのりありのいっけつたいかおそうじんさいだ

一 矢


 一矢報いて仇討てしか殺す内匠頭か飲み下す咲かして浮きた過程組む失意
 いっしむくいてかたきうてしかさすたくみのかみかのみくたすさかしてうきたかていくむしつい

一 茶
 書く名から大きな一茶の句の殺意無きおおらかな句か
 かくなからおおきないっさのくのさついなきおらかなくか
 
一 夜


 夜と昼 寝たい娘だ いきなりさ キスする鈴木紗理奈 効いた恋だ 寝る一夜
 よとひるねたいこたいきなりさきすするすすきさりなきいたこいたねるひとよ

一 切


 駄目だよ死 無実さ俺は一切無い殺意 吾を察しムショ駄目だ

 だめだよしむしつさおれわいっさいないさつい われをさっしむしょだめだ

一 致


 やった!響動きに一致団結 想起確かさ

 咲かしたき嘘つけんダチ 遂に決めよと立つや

 やったとよめきにいっちだんけつそうきたしかさ
 さかしたきうそつけんだちついにきめよとたつや

一 日


 青梗菜買い夜に君一日神酒に酔い解散現地

 ちんげんさいかいよにきみひとひみきによいかいさんげんち

一 強


 やる気一強と解せサッカー勝つさ成果問う良き地生きるや

 やるきいちきょうとかいせさっかーかつさせいかとうよきちいきるや


お題 開 (読みは自由)
2014・08・16 課題 『 開 』(かい・ひらく・あける・など読みは自由)
開花近いか
「かいかちかいか」

 <開(かい)>の短回文 (七文字14開)

 ・開花の絵画   ・開花近いか   ・開花の凱歌     ・開眼慶賀
 ・かいかのかいが ・かいかちかいか  ・かいかのがいか ・かいげんけいが

 ・開国濃いか   ・開催裁可    ・開札財貨    ・開示欲しいか
 
・かいこくこいか ・かいさいさいか ・かいさつざいか ・かいじほしいか

 ・開戦成果     ・開店定価   ・開祖遅いか    ・開廷低下
 
・かいせんせいか ・かいてんていか ・かいそおそいか ・かいていていか

 ・開発倍加     ・開府渋いか

 
・かいはつばいか ・かいふしぶいか ← かいはつばいか・・かいていていか 
 
 と逆に繰り返せば全体的回文にもなります。

「ひらき」

「かいだ」

「あく」


      書く跡の良き名開(ひら)き弄らぬ戯画の模図運めく負の課題化晴れ、
    推理のバレバレは作りし前から覚悟嬉しきよ。予期知れ動く殻替え増し
    理屈張れ。貼れば載り、出ずれば開惰(かいだ)
彼の覆面薄物か絹らしい
    煌び無き夜の戸開(あ)くか。

     かくあとのよきなひらきいしらぬきかのもすうんめくふのかだいかはれ
     すいりのはれはれはつくりしまえからかくごうれしきよよきしれうごく
     からかえましりくつはれはれはのりいすれはかいだかのふくめんうすもの
     かきぬらしいきらひなきよのとあくか

「こうかい」


ツイート課題公開成し香る記事も出来ぬ俺が日々 

  彼を抜きて文字切る可笑しな意交う語彙だが統一

ついーとかだいこうかいなしかおるきじもできぬおれかひび

 かれをぬきてもじきるおかしないかうごいだがとーいつ

 

「かいてん」


来し川崎 飲屋館 開店の今朝 酒飲んでいかんか 闇退き騒がしき    

きしかわさきのみやかんかいてんのけささけのんでいかんかやみのきさわがしき

「せっかい」


私直ぐ横浜屋敷住みたいけど喉切開再活せとの
棘痛み過ぎ
邪魔箱よ 愚図したわ

わたしすぐよこはまやしきすみたいけどのどせっかいさいかつせとの
とげいたみすぎ
じやまばこよぐずしたわ


「かいてん」


開店時出した回転寿司屋・モヤシ・スンデ・イカ・足した新定価

  かいてんじだしたかいてんすしやもやしすんでいかたしたしんていか

   *スンデ →・韓国の食物。豚の腸に、血液・餅米・香味・澱粉などで作るそうな。

「あける」


酔うと窓みな開け寝込む癖ゲロ広げ咳く婿ねケアな身も戸惑うよ

ようとまどもみなあけねこむくせげろひろげせくむこねけあなみもとまどうよ


「かいせん」


「かいかい」



「かいげん」


『歓声!敢然開戦か』 (かんせいかんぜんかいせんか)

    @ ドームでは開会が派手ムード

           どーむではかいかいがはでむーど

    A 多数回対戦し開眼が座位対等の「セ」界よ 
           活かせ濃度偉大さ
 歓迎が新星タイガースだ

たすーかいたいせんしかいげんがざいたいとうのせかいよ
いかせのうどいたいさかんげいがしんせいたいがーすだ


「ぜんかい」


   @ ”攻めし”もいかんぜイーグルス出来るやる気でする寓意全開も示せ

   せめしもいかんぜいーぐるすできるやるきでするぐーいぜんかいもしめせ

   A 銀次のパワー全開よ 強い歓声はパの真技

      ぎんじのぱわーぜんかいよつよいかんせーわぱのしんぎ

「ひらく」


@ 根暗、悲惨で三振さ点差開くね  

  ねくらひさんてさんしんさてんさひらくね

         A 残念打点も置き開いた苛日気を揉んで断念さ

  さんねんだてんもおきひらいたいらひきおもんてだんねんさ

「かいかい」


       夏季甲子園か炎天下のもと大会開会だ
          友の観点へ勘得し動きか

       かきこうしえんかえんてんかのもとだいかいかいかいだ
           とものかんてんえかんえしうこきか

「かいへい」


         嫁赦すも月次扉開閉から人躾もする夢よ

    よめゆるすもけつしとびらかいへいからびとしつけもするゆめよ

「かいさつ」


      夜羽田気宇 空港開札 一切買う航空機だ 値張るよ

   よるはねだきうくうこうかいさついつさいかうこうくうきだねはるよ

「かいげん」


(三波)「善い奈良の大仏開眼し」

(石井)「無理の肩へ高乗り」

              (三波)「無神経且つ不畏だ」

              (石井)「乗らないよ」

 よいならのだいぶつかいけんし

   むりのかたへたかのり

   むしんけいかつぶいだ

  のらないよ
「かいこく」


開国記念日イケた監視の進化だ迎賓ね菊濃いか

 かいこくきねんひいけたかんしのしんかだげいひんねきくこいか

「ひらき」


無い胸開き迫りし恋よ、匿と良い娘知りませ・・「嫌ひ!眠いな」

ないむねひらきせまりしこいよとくとよいこしりませきらひねむいな

「あける」


開ける戸を逃げ患者邪心 影に躍るケア

あけるとをにげかんじゃじゃしんかげにおどるけあ

「ひらき」


感激の夜は名呼ぶより胸も開き宥し憩い知る湯
煌びも眠り呼ぶよな春夜の機嫌か

かんけきのよるはなよふよりむねもひらきゆるしいこいしるゆ
きらひもねむりよふよなはるよのきけんか

「こうかい」


鈍才かう子嘘言うな      どんさいかうこうそいうな  

 ライオンが胃癌?        らいおんがいがん   

おいらナウい象       おいらなういそう

公開三度         こうかいさんど

「かいさい」


小さいかノルマ決めたな大金星よ資本奇異だ宥め決まるの開催地

ちいさいかのるまきめだなだいきんぼしよしほんきいだなだめきまるのかいさいち

「あいた」


酔う恋多岐で小夜の的開いたみたいあと間の良さで期待乞うよ

 ようこいたきてさよのまとあいたみたいあとまのよさできたいこうよ

「開懺悔」


書く跡の良き名開(ひら)き弄らぬ戯画の模図運めく負の課題化晴れ、推理の

バレバレは作りし前から覚悟、動く殻替え増し理屈張れ。貼れば載り、出ずれば

開惰(かいだ)彼の覆面薄物か絹らしい、煌び無き夜の戸開(あ)くか。

かくあとのよきなひらきいしらぬきかのもすうんめくふのかだいかはれすいりの

はれはれはつくりしまえからかくごうごくからかえましりくつはれはれはのり

いすれはかいだかのふくめんうすものかきぬらしいきらひなきよのとあくか


八重襷風回文

*斜め読み(襷読み)*
<右上下>(がけのなのけが)崖の名の怪我 ・ <左上下>(ささはなはささ)笹花は笹



 @左上・右下から(横読み)A右上・左下から(縦読み)B左上右下から(縦読み)C右上・左下から(横読み)

 @ 咲く木の開花     A 開花 確かさ     B 咲かした 開花   C 開花の 危惧さ

   風し後 夜景       行けとの奇策       草木 の 時計     池や 越し 坂

   時期張り長閑       榧の実 弾き       来しは美濃屋か     過度乗り吐きし

   頼みな 蓑田       残りなり子の       残りなり 此の     唾のみ 並の駄

   過度の理弾き       来しは蓑家か       雅屋のみ美しき     喰 張り 喉が

   行けや来し坂       草木 野と景       行けど野木咲く     禍唆事故焼け胃

   絵画の 菊さ       探した歌意か       買い 難し 傘     割く気の 害か


      お題生(読みは自由)
2014・04・08開催 課題 『 生 』(なま・せい・うまれ・いきる・なる・ある・など読みは自由)
「な ま」


良い生の侭のソーダ勇んで買う子か効果出んサイダー其の侭飲まないよ

よいなまのままのそーだいさんでかうこかこうかでんさいだーそのままのまないよ

「いきし」


欲にいざ生きしも津波の災害へ張る此の害が
残るは
弊害 些の身 夏も直き偉材逃ぐよ

よくにいざいきしもつなみのさいかいへはるこのがいが
のこるはへいがいさのみなつもじきいざいにくよ


「せいと」


善き青春 生徒 恩師 喜び知れば
皆花見晴れし日頃よ真を問いせる覇気よ

よきはるせいとおんしよろこびしれば
みなはなみはれしひごろよしんおといせるはきよ


「いきる」


良い波体操好き浮く体張る気生きる
吐いた空気吸うぞ痛み無いよ 

よいなみたいそうすきうくたいはるきいきる
はいたくうきすうそいたみないよ


「いきて」


寄る年波 その祝い探す世が待つ名代オシドリ仲良しとして
生き出でし年よ
 かなり歳老いたな妻が縁幸い希み為しとるよ

よるとしなみそのいわいさがすよがまつなだいおしどりなかよしとして
いきいでしとしよかなりとしおいたなつまがよすがさいわいのぞみなしとるよ

「なまいき」
夜走り出し以前は過去無き今生意気な娘が反省したりし青春よ

よるはしりだしいぜんはかこなきいまなまいきなこかはんせいしたりしはるよ

「せいし」

来しな彼を訪いたし大好き 私に元惜しい世界か

生死を共にしたわ キス致したいと俺哀しき 

きしなかれおといたしたいすきわたしにもとおしい
 せかいかせいしをともにしたわきすいたしたいとおれかなしき

 

「うまれる」


喜と知れ原添う世に今朝臨み虹に美園 縷々舞うは

生るる希み虹に見 その酒に酔う空 晴れし時

きとしれはらそうよにけさのそみにじにみそのるるまうは

いまるるのそみにしにみそのさけにようそらはれしとき

「なま」
帰るサー生のマナー去る絵か

かえるさーなまのまなーさるえか