RD 五輪 県花県名 写真集 タレント編 漢字回文
折込都々逸



  どうでも良いと
  何処かで誰か
  言ってたわよと
  突っかかる


  恥かしいけど
  ルーペが無けりゃ
  単語一つも
  掴めない



   泣いてみたって
  悲しいだけさ
  止しな自棄酒
  塩っぱいぜ


 
  は 玻璃透くグラス
 る 瑠璃の茶器
 さ 茶菓はあらねど
 め 目の保養


  山のあなたに
   幸あれかしと
  く 苦労の果に
  楽賜ふ



  逢いたい人は
  忘られぬ人
  夢に出てきた
  君は誰




  冴えた目付きで
  喧嘩を売って
  愚痴る悪酒
  世話も無し



  恋のときめき
  嬉しい言葉
  ばら色人生
  憩ふ夜


  晴れた美空の
  雲輝きて
 ば 薔薇咲く丘に
  息合わす
ランダム


 
 劉備玄徳 関羽に張飛

 桃薗の下(もと)血の誓い




 劉備玄徳 三顧の礼で

 諸葛孔明 従えり
   (註)*正しくは「諸葛亮孔明



 
 泣いて馬謖を 斬る孔明に

 馬謖笑顔で 察す意図



 燕返しも 
 武蔵に勝てず

 小次郎無残
 敗れたり





 俳句を廃句と
 排するならば
 敗句にならぬ
 配句詠む




 結婚破談    けっこんはだん
 懲りそう苦痛
  こりそうくつう
 つく嘘離婚だ
  つくうそりこんだ
 判子捺け
     はんこつけ




 人恋しさに
 一夜の恋と
 一人夢見た
 他人(ひと)の妻






  回文 短歌
 都々逸 俳句
 駄洒落 段駄羅
 アナグラム



  起承転結
 韻律踏んで
 風刺入れるが
 都々逸よ

折込短歌
もしろくかいなすのうたはなさんにささぐたん





 ひ ひのひかり    日の光
 つ つるかめをよぶ  鶴亀を呼ぶ
 し しんねんの    新年の
 と とびらひらきて  扉開きて
 し しんでんにざす  神殿に座す
    




  おせんたて    お 膳 立て
  おろがむかみの  おろがむ神の
  みそぎえて    禊  得 て
  そばでとしやり  蕎麦で年遣り
  かねをきくじょや 鐘を聴く除夜    
    






  ときながる   刻流る
 
 しはすのまちを  師走の街を
 
 のぞきみむ   覗き見む
 
 くおんのひかり  久遠の光
 
 れつかせぬまに  劣化せぬ間に
    



鐘  

  てんにのぶ   天に伸ぶ
  らせんかいだん  螺旋階段
  のぼるごと   登るごと
  かねうつじょやに 鐘打つ除夜に

  ねがひこめしや  願ひ込めしや
    




  すきてみゆ    透きて見ゆ

  みなもたゆたふ  水面たゆたふ
  たそがれに    黄昏に
  かえりゆくふね  帰りゆく船 
  わかれならしも  別れならじも




  とおきひの     遠き日の
  うたかたのゆめ  
  泡沫の夢
  きよらなれ     清らなれ
  よるへとなすや   寄辺と為すや
  うますこいうた   倦まず恋歌



  あひたしと    逢ひたしと
  らせんかいたん  螺旋階段
  かけのほる    駆け上る
  わすれぬための  忘れぬ為の
  くちつけせむと  接吻せむと



  たとふれは     譬ふれば
  いくひたるひの   生く日足る日の
  とほとさを     尊さを
  うへなふことし   宜ふごとし
  くしきひかりに   奇しき光に



  りりしくも    凛々しくも

  よこづなしめし  横綱締めし
  うんりゅうは   雲龍は
  こくぎのたから  国技の宝 
  くみすあきはしょ 与す秋場所 





  せをわけし     瀬を分けし
  たはしるみすに   たばしる水に
  かけなして     影なして
  やかたふねいく   屋形船航く
  くるすみたかわ   暮る隅田川



  たびゆきて     旅行きて
  つのるおもひか   募る想ひか
  たたなづく     たたなづく
  かけのならやま  影の平城山
 わ われをよふらむ  吾を呼ぶらむ 


  かけりなす    陰りなす
  つきのしすくに  月の雫に
  しことさす    私語閉ざす
  かへるあてなき  帰る当なき
  くきまさくれり  久喜弄れり



  もしゃのこと   模写のごと
  かすみほかしに  霞暈かしに
  みなもとく    水面溶く
  かけさかしまに  影さかしまに
  わたりゆくふね  渡りゆく舟



  いくるひを    生くる日を
  たしかめあひて  確かめ合ひて
  はけましぬ    励ましぬ
  しんしることに  信じることに
 く くいはなさしと  悔はなさじと
カブトムシ
  かさなりて    重なりて
 ふ ふすよのつきを  臥す夜の月を
  とはすゐて    飛ばずゐて
  むかへしあさや  迎へし朝や
  しっこくのはね  漆黒の翅


  あさそらや    朝空や
  きのふのつきは  きのふの月は
  はやにしへ    早や西へ
  しろきにうすむ  白きを薄む
  めさめよきにと  目覚よきにと





  きたくにへ    北国へ
  りくそくなせる  陸続なせる
  きかのたみ    飢餓の民
  りえんのさけに  離宴の酒に
  すすむしかなく  鈴虫が鳴く





  りんとうに     龍胆に
  つゆなすあさを   露なす朝を
  しはしみむ     暫し見む
  ゆふへのゆめの   昨夜の夢の
  うつつなりしと   現なりしと 




  けにはしく    げに美しく
  ささなみたてる  漣だてる
  のうこんの    濃紺の
  あふみはるかに  青海遥かに
  きてきとおのく  汽笛遠のく 


  そぞろなる      そぞろなる
  うきねにかもか    浮寝に鴨が
  りようきゃくは    両脚は
  よいせまるころ    宵迫るころ
  うこきそめにし    動き初めにし 



  あさほらけ     朝ぼらけ
  きりにさおさす   霧に棹さす
  のりふねは     海苔舟は
  しおのまにまに   潮の間に間に
  おきへこきゆく   沖へ漕ぎゆく 



  けいとうの     鶏頭の
  いとにのいろに   いと丹の色に
  ともるはか     点る墓
  うきようつつよ   浮世 現世
  かはらさりしと   変らざりしと 



  うきくもの     浮雲の
  すきゆくそらを   過ぎ行く空を  
  もしゃしたる    模写したる
  みなもたゆたふ   水面たゆたふ
  しんしこのなき   宍道湖の凪



  むらくもよ     群雲よ
  しはしくもるな   暫し曇るな
  すすむしの     鈴虫の
  たえせぬねをは   絶えせぬ音をば
  くもにととけむ   雲に届けむ 




  よりそひて     寄り添ひて
  なれそみふかむ   馴れ初み深む
  かたとかた     肩と肩
  のみあかすよに   飲み明かす夜を
  ひかれなすしほ   惹かれ為す思慕



  もつれあひ     縺れあひ
  みたるるいとの   乱るる糸の
  しからみに     柵 に
  やくやこいしの   妬くや恋路の
  ままならなくに   侭ならなくに

RD 五輪 県花県名 写真集 タレント編 漢字回文