原 句 |
落調句 |
いちまいのもちのごとくにゆきのこる
一枚の餅のごとくに雪残る 茅舎 |
い〇まいの〇ちのごとく〇ゆきのこる
今命のごとく逝き残る |
さみだれやたいがをまえにいえにけん
五月雨や大河を前に家二軒 蕪村 |
〇みだれやたい〇〇〇にいえにけん
乱れ屋台に家二軒 |
あらうみやさどによこたふあまのがわ
荒海や佐渡に横たふ天の川 芭蕉 |
あ〇うみや〇どによこたふあま〇〇〇
逢う身宿に横たふ尼 |
あきふかきとなりはなにをするひとぞ
秋深き 隣は何をする人ぞ 芭蕉 |
〇き〇〇きとなり〇なに〇するひとぞ
危機となり何する人ぞ |
めいげつやここにもひとりさるのきゃく
名月やここにも一人猿の客 芭蕉 |
〇い〇つ〇〇〇〇もひとりさる〇きゃく
いつも一人去る客 |
さみだれをあつめてはやしもがみがわ
五月雨を集めて早し最上川 芭蕉 |
〇〇だれをあつめ〇はや〇もがみ〇〇
誰を集め早最上 |
たかのつらきびしくおいてあわれなり
鷹の面厳しき老いて哀れなり 茅舎 |
たか〇〇ら〇〇しく〇いて〇われなり
高らしくいて吾なり |