たわごと1 たわごと2 笑点表裏句 休憩タイム 古木 の妙 故郷紀行 八重 襷風 石巻点描

八重襷に再挑戦

以前17×17の桝目を埋めて68句の八重襷風たいこめを作ったが、かなり無理な表現もあり
満足には程遠いものであった。本来八重襷とは全ての枡を埋めるのでは無く、下図のように縦・横
斜めに文章を付し意味が通じればいい類のもののようだと知った。それならばと遊びごころを駆使
して作ったのが次の作品である。作成時間は4時間程を費やしたが果たして八重襷のルールに合致
しているかは保障の限りではない。と言うのも今まで見た手本は回文式の襷だったからで、勝手に
「たいこめ風」にしたものは却下されそうだからだ。然し米の字に襷がけすればいいのかな????


やえだすきの極端な基本例

(上下左右)歓喜の謹賀  (十字)暢気出来んの  (斜め)換気出来んか


たいこめVS八重襷俳句           


縦列 下から読む 縦列 上から読む
    @ 訪いし又雪も解かすよてきぱきと    @ 時は来てよすがとも消ゆ魂と
    A 良く飲んで知りこのよき摘みし薺     夏馴染み月夜残りし天の句よ
    A 焦がる娘の滲む畑よ雲霞舞い        A 今寒雨避けたは無視に残る過去
   B もどかしき過密も無さを惰気で生き       B 聞いて来た幼も罪か記事かとも
   C 惰気緩ぶ仕事果つかに鐘の音        C 遠の嶺か二月は戸越し降る雪だ
   D 噛み呑む危険噛みし天敵は鰐         D 庭掃き天で凍み間隙無のみか
     E 酔うと舞い砺波の高さ片目覚め        E 湯冷めたが酒田の港今訪うよ
    横列 左から読む      横列 右から読む
   F 雪に消え遠く聴く宵春無しと        F 賭し鳴るは意欲聴く音益に消ゆ
   G 目と鼻を覗きて挽歌笑みなるは        G 榛名見え寒果て木曽の御名は止め
   H 望みし世春路も見るは終の波止    H 永久の何時晴海も知るは良し美園
   I 樋の淡雪威が残る風の増し    I 島の堰かる此の界消ゆはあの緯度
     J 葦が生う大地も金庫法よしと    J 年寄りの根気も地位だ魚河岸よ
たすき()に読む(斜めに) たすき()に読む(斜めに)
(左下から)
 
     K 夜の波死ぬるも無きよ晴れな美都
(右上から)
  
   K 富なれば良き名守る主皆乗るよ
(左上から)                      くど
    L 逝く春の虹とも見しに地異の垢土
(右下から)
     L 得の市滲み戻しに載る泊湯

珍文漢文襷掛け
縦・横・斜めに交差するの文字は重複して読んでいます。その他で3文字熟語となるものもあります。

  (横列左読み)A 光燭・西南西・政権   (右読み) 権政・西南西・燭光
・・・・・ ・ ・ 色彩・北北東・財利       利財・東北 北・彩色
       
  公女・唱歌・懸賞金       金賞懸・歌唱・女公
         人才・名詩・詩案・内文    
D 文内案・詩名・才人
        
    主家・自作句・意義      E 義意・句作・自家・家主
           外国・毎月・月論・史歴    
F 歴史・史論・月毎・国外
           記列・日明説・述学      
 学述・説明・明日・列記
     (縦読み、斜め読みは下段に書きます)


F E D C B A @

西 西












@ A B C D E F

(縦列上から)@ 権利金・文義・歴学  (下から)F学歴・義文・金利権
        
A 政財・賞・内意・史述      E述史・意内・賞・財政
         
B 西東・懸案・句論・論説     D説論・句案・案懸・東西
        
  C 南北・歌詩。詩作・月明     C明月・作詩・詩歌・北南
         
D 西北・唱名・名自・毎日     B日毎・自名・名唱・北西
         
E 燭彩・彩女・才家・国列     A列国・国家・才女・彩燭
           F 光色・公人・人主・外記          @記外・主人・公色・色光 

(たすき・斜め読み左下から)        (右上から)
         
 記国・年詩・詩懸・財権     ・権財・懸詩・詩年・国記
(左上から)               (
右下から)
         
 光彩・唱詩・詩句・史学     ・学史・句詩・詩唱・彩光