たわごと1 故郷紀行 笑点表裏句 休憩タイム 古木 の妙 八 重 襷 八重 襷風 石巻点描


たわごと 

昭和の中頃までは建国記念の日は紀元節、春分の日は春季皇霊祭、秋分の日は秋季皇霊祭、勤労感謝の日は新嘗祭(以下略)と称し宮中の行事とされていた。
面白いのは文化の日(旧明治節)である。何故か明治天皇の誕生日を下
(くだ)して
昭和2年(1926)に制定、同23年(1947)に廃止されたが何故か文化の日と言う形で甦った。折角作った休日が勿体なかったのかも。働き蜂と諸外国から嗤われ、ここからあわてて休日を増やしたがそれでもまだ働き蜂のイメージが消えない為、土曜日を半ドンにしやがて土日の連休に変わっていった。この辺りから日本人は身体を使わず余り知能指数の高くない頭を使って生きてゆく事になる。連休を多くすることに汲々として本来の祭日に対する畏敬の念を忘れてしまったのだ。例えば体育の日(10月10日)が火曜日なら月曜日に繰り上げ土・日・月の3連休になるようカレンダーまで変えてしまうのだ。これは体育の日に限った事ではない。ちなみに体育の日は昭和41年(1966)に東京オリンピックの開催日を記念し出来た祝日だが連休を作ろうと制定したのではない筈だ。個人の記念日や財産なら自由に使う事が出来ても国家の祭日を先取りや後回しにするのは如何なものか。これは正しく誤用ではないだろうか。いくら誤用も慣用すれば正道になるとは言え、乱用すればその竹箆返しは必ず来るだろう。いや、既に来ている。連日テレビを賑わす殺人事件、贈賄、収賄、偽装、詐欺、いつ果てるとも知れない不況の波、列島を揺るがす地震、豪雨、土砂災害、数え上げれば枚挙に暇もないが、これ即ち祭事の何たるかを忘れたお偉方の責任だ。近い将来列島を揺るがす大震災が来て政治の無能さを震撼させる日が来ることであろう。祝祭日の起源を再認識し、温故知新の精神を忘れることなく他国に惑わされない日本を再建したいものだ。
勤労感謝の日禁労患者の日とならない為にも・・・    
                         2010・05・11
 
勝手に笛を吹いてろ!










政治の愚 驕りで国は枯野原 呆人

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