源氏 俳句    詩歌 短歌

山手線全駅名

【山手線全駅名入り回文】

酒飲め有楽町、そちこそ友と歓談の今朝に『謹賀新年』書きし紙鳶向け

風靡かす日へ一押し万事に出す射くう、デマや。不思議な鳶舞いしと風

欠く不断かも。代々木かなり没に閑散鳴かして野へ撃った鳶二羽悲し果

てた。木に消え空飛ぶ鳶頒かつ大きさ、大段凧だ。記録目立ったは気障

残すなり。御徒町耐えなば池袋来た新宿に目白うそ寒し身裸足。秋葉原

は咲く花美しき幸祈り発。虹に濡れし言意も沁み浜松町よ。新大久保ぞ。

塔良き烏兎の東京と素朴を恩じ酔う夜。地図間々は見しも、居処知れぬ

西日暮里の位置。咲きし花場、草原は萩、明日は身染む。誘う路地目に

悔ゆ。信じた記録不敬花へ忽ち香りなすこの先は発った目黒来た五反田

大崎、大塚は人ふと憂く駅に来立てば品川に人発つ。上野出しが南山か。

日暮里長き夜々も神田吹く風が疾し今、人無き渋谷まで、鶯谷、新橋を

跳び恵比寿。歌碑何故か烟り仄か。意思祈願念じ、歓喜に酒飲んだんか

とも。屠蘇、御馳走予知、食らう夢の華座。

さけのめゆうらくちようそちこそともとかんたんのけさにきんかしんねんかき

しいかのほりむけかせなひかすひえひとおしはんしにたすいくうてまやふしき

なとひまいしとかせかくふたんかもよよきかなりほつにかんさんなかしてのへ

うつたとひにわかなしはてたきにきえくうとふとひわかつおおきさおおたんた

こたきろくめたつたはきさのこすなりおかちまちたえなはいけふくろきたしん

しゆくにめしろうそさむしみはたしあきははらはさくはなはしきさちいのりほ

つにしにぬれしこといもしみはままつちようよしんおおくほそとうよきうとの

とうきようとそほくおおんしようよちつままはみしもいとこしれぬにしにつほ

りのいちさきしはなはくさはらははきあしたはみしむさそうろしめにくゆしん

したきろくふけいはなへたちまちかおりなすこのさきはたつためくろきたこた

んたおおさきおおつかわひとふとうくえきにきたてはしなかわにひとたつうえ

のてしかなんさんかにつほりなかきよよもかんたふくかせかとしいまひとなき

しふやまてうくいすたにしんはしをとひえひすかひなせかけむりほのかいしき

かんねんしかんきにさけのんたんかともとそこちそうよちくらうゆめのけさ



 ツイッター覆面回文大会投稿作品  2014・03・28〜04・04


   
【テーマ・生(いき)

 縁ると聞いて互いに信じおる愛と長生きし
 堅いおしどり仲良しよかなり年老いたか直
 き如何な問いあるを信じ新潟で生きとるよ

 よるときいてたかいにしんしうるあいとな
 かいきしかたいおしとりなかよしよかなり
 としおいたかしきいかなといあるをしんし
 にいかたていきとるよ


   【テーマ・生(なま)

 この難を果せ悪くて漫画買う
 意図抱き今生意気だと言うか
 勘まで狂わせたは女の子

 このなんをはたせわるくてま
 んがかういとたきいまなまい
 きだというかかんまでくるわ
 せたはおんなのこ


   【テーマ・生(せい)

 酔うぞ良い盛岡は楽さ快感 
 先生からかい前線開花桜は
 香りもいいそうよ


 ようそいいもりおかはらくさ
 かいかん せんせいからかい
 せんせんかいかさくらはかお
 りもいいそうよ
   【テーマ・生(なま)

 寄ると思しき生易しいこの愛・恋
 あの恋しさ止まなき思慕を取るよ 

 よるとおぼしきなまやさしいこのあい
 こいあのこいしさやまなきしぼをとるよ

  【テーマ・生(いき)

 此の難を悔いに間々無き
 今生意気な侭に生く女の子

 このなんをくいにままな
 きいまなまいきなままに
 いくおんなのこ


  【テーマ・生(なま)

 良い生の侭のソーダ いざ飲むの
  サイダーそのまま 飲まないよ

 よいなまのままのそーた
  いさのむの
 さいたーそのまま
            のまないよ


   【テーマ・生(いき

  
 悔いと知りな
  夜の夏 世界が
  刹那の世なりしと
     生く

  くいとしりな よのなつ
   せかいかせつなのよ
     なりしといく

  【テーマ・生(うまれ)

孫生まれたての子犬に
縫い子の手練れ舞う駒

まごうまれたてのこいぬに
ぬいこのてだれまうこま

  【テーマ・生
(いき)

 類無き愛よ 子は鎹(かすがい)
 親を生かすかは
 今宵 飽きない苦だ

  たくいなきあいよ
  こはかすかい
  おやおいかすかは
  こよいあきないくた
パングラム


  
 【テーマ・

  春の地 笑顔せす桜

  夏秘めそっと吾へ便り

  秋を彩うね 紅葉山

  冬ゲレンデに来ぬfoam

  はるのちえかおせすさくら

  なつひめそっとわへたより

  あきをいろうねもみしやま

  ふゆけれんてにこぬほーむ


【テーマ・初夢

一富士 見やれ古稀の夜を 

二 鷹 おもねる 手枕へ

三茄子 得ろ 反り合わぬ 

初 夢 欲っせムード受け 

いちふしみやれこきのよを

にたかおねるてまくらへ

さんなすひえろそりあわぬ

はつゆめほっせむーとうけ


 
【テーマ・一父子似たか燦なす美

  一富士 二鷹 三茄子

  初夢も 見や 手枕の

  御座せるムード縁を逸れ

  蹌踉ぼう熱気 声上げぬ 

  いちふしにたかさんなすひ  

  はつゆめもみやてまくらの    

  おわせるむーとへりをそれ 

  よろほうねっきこえあけぬ