回文に地名や人名を取り入れる場合、中傷的な表現や、揶揄した表現は出来るだ
け避けた方がいいでしょう。人によっては名前そのものが揶揄したような返しに
なる人もいる。例えば楽天イーグルスの監督さんは野村克也(のむらかつや)さん
だが逆さに読めば『奴絡むの(やつからむの)』となる。然しこれは本人もテレビ
で自ら言ってることなので、問題はないでしょう。
では『のむらかんとくはぐどんからむの』としたらどうでしょう。
『野村監督は愚鈍絡むの』となれば、流石の野村さんでも怒りはしないだろうか。
名将と言れる程の人だから、笑って許してくれるかもしれないが、このような回文
は避けた方が無難だ。尚、こんな場合も作り方によっては失礼に成らない作り方も
ある。そんなことも考えながらご覧下さい。
<例えば次にように作れば問題解消です>
*のむらかんとくだシャイなファンがいかんあぶないや
じ だぐどんからむの
(野村監督だ シャイなファンがいかん危ない野次だ愚鈍絡むの)
* こさいかづきよけつこんはだめやだんこりこんだやめだはんこつけよきづかいさこ
(小斎一樹よ結婚は駄目や断固離婚だ止めだ判子捺けよ木塚伊沙子)
*上記は架空名です。同名の方いましたら御免なさい
*1 ナウいやまさきたけしをしけたきさまやいうな (ナウい山崎武司をシケた貴様や言うな)
*2やまさきたけしはぶしとじふはじけたきさまや (山崎武司は武士と自負弾けたき様や)
*ナウいとたつやイザムをむさいやつだというな (ナウいと立つやIZAMUをむさい奴だと言うな)
*よいてなかいまさひろころびざまいかなていよ (酔いて中居正広転びざまいかな態よ)
*けっこんしりとかとりしんごつげ (結婚知りと香取慎吾告げ)
*かしゅくさなぎつよしよツキなさくゆしか (歌手草g剛よツキ無さ悔ゆ詩か)(註)悔ゆ死かでは失礼
*かひだしいながきごろうくうろこきかないしたびか(可否出し稲垣吾郎空路濃き叶いし旅か)
*よをこいさばしめきむらたくやがやくたらむきめしはさいこおよ
(夜を鯉・鯖締め木村拓哉が焼く鱈 麦飯は最高よ)
↓◎スマップメンバー勢ぞろい
*むさんはやくたらむぎめしだししょっきなさくうろごきかないこんしりとがなかいまさひろこけただけ
ころびざまいかなかとりしんごいながきごろうくさなぎつよしたのしめきむらたくやハンサム
(霧散早く鱈 麦飯だし 食器無さ 空路五機かな 遺恨知り咎 中居正広こけただけ
転びざま如何な香取慎吾稲垣吾郎草g剛楽しめ 木村拓哉ハンサム)
*さすがみかわさんけんいちのいげんけいのちいんけんさわがみにかすさ
(流石美川さん憲一の威厳系 のち陰険さわが身に課すさ) (註)一寸失礼かな?
*こいえわかせたつふさぶちゃんやちぶさふったせがわえいこ
(恋へ湧かせ立つ譜 サブちゃんや 乳房振った瀬川瑛子)(註)これくらいはOKかな?
*よいなひかわきよしのしょきはかびないよ* (良い名 氷川きよしの初期は黴びないよ)
*いだぶるこおさきおおとけいさっちゃんや ちっさいけどおおきさをこるぶ た い
(意ダブる香咲き王都系サッちゃんや 小さいけど大きさを凝る舞台)
*がいせんかつづりとをつつききんききっつおどりつつかんせいか
(凱旋歌綴り徒を突つきキンキキッツ踊りつつ歓声か)
(お笑い系)↓
*じんしんへとべしむらけんさんけらむしへとへんしんし(人身へ飛べ志村けんさん螻蛄虫へと変身し)
*よえともちかよかちもとえよ (酔え友近よ価値も問えよ)
*じんないのりかとけっこんはんこつけどかりのいなんじ(陣内紀香と結婚ハンコ捺けど仮の居難事)
*きりこのかってとてっかのこりき (キリコの勝手と鉄火の小力)
*たいけつこいさんまのまんまのまんざいこっけいだ (対決濃いさんまのまんまの漫才滑稽だ)
*なだけこじまよしおきうくがくうきおじよまじこけたな(名だけ小島よしお気浮くが空気怖じ読まじコケたな)
*よいかたかたいきんちゃんやちんきいたがたかいよ (良い方固い欽ちゃん家賃聞いたが高いよ)
*ひるやすみわらっていいともえたもりもだえともいいてつらはみすやるひ
(昼休み笑っていいともへタモリ悶えもと言いて面はミスやる日)
*だきつきんもんきっきだ (惰気尽きんモンキッキだ)
*かたげなかとーちゃたつがチョンボしポンとちがったやチーとかなげたか
(堅げな加藤茶 起つがチョンボしポンと違ったやチ〜とか投げたか)
*いなえきとこもろこゆねかまごうたうこまがねゆごろもこときえない
(伊那駅と小諸越ゆねか馬子唄う 駒ケ根湯ごろ模糊と消えない)
*みのをけさでしひだのたびくをよむよおくひだのたびしてさけをのみ
(美濃を今朝出し飛騨の旅句を詠む夜 奥飛騨の旅して酒を飲み)
*きじにはえしみやげやみはるこままつままこるはみやげやみしえはにしき
(木地に映えし土産や三春駒待つ間々梱るは土産屋見し絵は錦)
*なはのなるおかみなくさともゆるはるゆもとさくなみかおるなのはな
(菜は野なる丘みな草と萌ゆる春湯本作並薫る菜の花)
*せきよぎるせみかわかみがたぎりなり きたかみがわがみせるきよきせ
(堰横切る蝉川上が滾り鳴り北上川が魅せる清き瀬)
*まがおしていこえばかしにぎょうととうよきにじがはえこいてしおがま
(真顔して憩えば河岸に興と訪う良き虹が映え恋いて塩釜)
*もみのきはのこりてみなるふなおかをなぶるなみてりこのはきのみも
(樅ノ木は残りて実なる船岡を嬲るな満てり木の葉木の実も)
*もがみがわすみめおとふねたきのえの きたねぶとおめみすわかみかも
(最上川澄み夫婦舟瀧の上の北合歓遠目魅すは神かも)
*たぎるせがひびおいらせのなみおとをみなのせらいをひびかせるきた
(滾る瀬が日々奥入瀬の波音をみな乗せ雷を響かせる北)
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