よしときなしてはいだんせだいさ
佳し時代なして俳壇世代さ
なはくをうみ うたう はとは
名は句を生み詠う派と派
し おしみながら
詞惜しみながら
おおきなもりと はしきつつみやき
大きな杜都 美しきつつみ焼
ゆめとしあわせ
夢としあわせ
わかとよみたき ふるゆきおと
和歌と詠みたき 降る雪音
とおのねかゆきにひにきゆかねのおと
・ 遠の嶺か雪に灯に消ゆ鐘の音
とおきゆるぶきたみよと
冬季緩ぶ 北見よと
かわせはあしとめゆきやみつつ
川瀬は足止め 雪やみつつ
きしはとりもなきおおらかなみしおじ
岸は鳥も鳴き おおらか波 潮路
はとばうたうみうおく
波止場唄 海鵜おく
はなさいたせんだいはてしなきとしよ
花咲いた仙台 果てしなき都市よ
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ひだのたきとなみのたかさみしはかわ
襞の瀧と 波の高さ 見しは川
ぬきせをくだきはりよしとなみもとうとう
抜き瀬を砕き 張りよしと 波も滔々
もがみがわはれたみそらぞながれがわ
最上川 晴れた美空ぞ 流れ川
はれのみしなかきついこいしらいとのたき
晴野見し中 来つ憩い 白糸の滝
ねぶとおめせのとびもまいしぎもまう
合歓遠目 瀬の鳶も舞い 鴫も舞う
たのしきはるはうまさけをはなみのみなは
楽しき春は 旨酒を 花見の皆は
おけさまうはるはきしのたうまもきし
オケサ舞う 春は岸の田 馬も来し
いまもひとのせめおとふね きたのといらし
今も人乗せ 夫婦舟 来たのと苛苛し
いこいつき かなしみのれば わかれかな
憩い尽き 哀しみ乗れば 別れかな
そらぞみたればわがみかも うとうともみな
空染みたれば 吾が身かも 唄うとも皆
としよりは きたくをせきぬ わかばしみ
年寄りは 帰宅を急きぬ 若葉染み
さかたのみなときたのたび
酒田の港 北の旅
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