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武蔵&三国志






        役人憎や(やくにんにくや)
  みやもとむらうれしときしたけぞうよのらをかけたつかれないせきしょにていあいくるともやくにんにくやしき
  宮本村嬉しと来し武蔵よ、野良を駆けた疲れ無い。関所にて居逢い来るとも役人に悔しき
  
ばせいありとうつ つうとしりあいせばきしやくにんにくやもどるくい あいてによしきせいなれ
  罵声ありしと討つ
、 通と知り愛せば来し役人憎や戻る悔 相手に良し気勢なれ。
  
かつだけが おらのようそ けだしぎとしれ うらむともやみ
  勝つだけが俺らの要素
 けだし義と知れ怨むとも闇




        
辛苦の孔明この軍師(しんくのこーめーこのぐんし)

  
かんせいよのみかたかしらあのかんうはとそうそうとのいくさはきでかつまもてしあみさいなん
  感性世の味方頭、あの関羽はと曹操との戦、覇気で勝つ間持てし編、災難。
  
 せんかはくせん ぐんしかくほかくしんか そのひまではかえれぬとちかつたさい たいけいじけいさんけい
  戦果は苦戦、軍師確保確信か。その日までは帰れぬと誓った際、大兄、二兄、三兄   
  
ともにとまやといしわきにしよかつりよーこーめーよしのさんこれいたまわりしのもはるるかなのちにいくさは
  共に 苫家訪いし和議に 諸葛亮孔明よ。師の三顧礼賜りし野も晴るるかな。後に戦は
  
ちぼうとけいりやくとてさいげんなくかつかくなんげいさてどくやりいけとうぼちはさくいにちのながるるはもの
  智謀と計略とて再現なく勝つか。苦難芸、さて毒槍埋け訪う墓地は作為に血の流るる刃物
  
しりはまだいれ こんさのしょうめい こうよりづかよし にぎわしいとやまどにもと いげんさいけじいけい
  支離は未だ容れ神津佐の証明、功より図化よし。賑わしい戸や窓にもと威厳さ活けじ畏敬。
  
たいざたつかちとぬれ えがはてまひのぞかんしく かほくがしんぐんせくはかんぜんないさみあしでもまつか
  台座立つが血と濡れ絵が果て麻痺覗かん死苦、河北が進軍急くは完全な勇み足か。待つが
  
てきはさくいのとうそうそとはうんかのあらしかたかみのよいせんか
  敵は 作為の逃走、外は雲霞の嵐か。高見のよい戦果。

         
         
即孫謙殺ぐぞ(そくそんけんそぐぞ)

  
さくいのき いぜんはこがいなれども かしえたと みしるく やさしげはおとこぎな かんうとげんとくがしせん
  裂く威の気、依然は子飼いなれども貸し得たと身知る苦、優しげは男気な関羽と玄徳が視線
  
そんけんにきせるおんにしかごうをちかうがのちにちいもさきおおのひざもとをさるわかきだんじはじんをとりかかんに
  
孫謙に帰せる怨に死か業を誓うが後に地位も割き王の膝元を去る。若き男児は陣を取り果敢に
  
せめたてたてだてためぜにんかかりとおんじばしんだきがわるさをともさびのおおきさもいちにちのかうかちをうごかし
  攻め立てた。手段矯め是認、懸りと怨じば死んだ気が悪さをとも寂の大きさも一日逃う勝を動かし
 
にんおるせきにんけんそんせしがぐどんげとうんがなきことをはげしさやくるしみとたえしがもどれないかこはんせいきのいくさ
  忍折る責任、謙遜せしが愚鈍げと運が無き事を 激しさや苦しみと耐えしが戻れない過去半世紀の戦