回文塾 初歩回文 俳句回文 元旦干支 県花県名 都道府県 歳時記 源氏絵巻 短編小説 23区詩歌

                   回文 仙山線
           鳥名回文
         <懸巣・水鶏・燕・鷹・鳶・啄木鳥・合鴨・鶴・朱鷺・鷽・鶫・ 

                          *影掬い夏はメダカと引き続き愛が縺る時嘘噤みけり

                            《かけすくいなつはめたかとひきつつきあいかもつるときうそつくみけり》

             



         きみもといこいのみしればはぎさくさ きははれしみのいこいともみき
        君も訪い恋の身知れば 萩咲くさ 気は晴れし身の 憩いとも見き
                       
      やさしなが のぞみしといだ みなと はと なみだいとしみ そのかなしさや
      優し名が 希みし訪いだ 港 波止 涙愛しみ その悲しさや

      きたいあり たがいをしぼに たぎるはる きたにほしおい かたりあいたき
    期待あり 互いを思慕に滾る春 北に星負い語り合いたき

         こいしきといくよしりつつもじなれなしもつづりしよくいときしいご
          恋しきと 幾夜知りつつ 文字なれな 詩も綴りしよ悔い解きし以後

           かなしみのけさにてしだれさくらからくされたしてにさけのみしなか
        ◎ 悲し身の 今朝にて 枝垂桜から 苦去れた仕手に 酒呑みし仲

         やるせなしこいじかわしたひわかこかわびたしわがしいこじなせるや
            遣る瀬無し 恋路交した日は過去か 詫びたし吾が志 意固地なせるや

           よたしかさにげこのあやしえきとえどきえしやあのこげにさがしたよ
            世確かさ逃げ この愛子駅 訪えど 消えしやあの娘 実に探した夜

        よる はてん さくなみのけさえ かむめざめ むかえざけのみ なぐさんで はるよ
          夜果てん 作並の今朝へ 噛む目覚め 迎え酒呑み 慰んで春よ

          よいがじゆひようおされゆきふぶくとかぜかとくふぶきゆれ ざおうよ ひゆ しかいよ
              宵が樹氷 押され行き吹雪くと風か 疾く吹雪き揺れ蔵王よ 冷ゆ視界よ

        よいかぜきしは はれみつ せんざんせん ざんせつみれば はしきせかいよ
       良い風来しは 晴満つ 仙山線 残雪見れば 美しき世界よ
                                           

いさとうほくほうとさい
いざ東北封土祭

                            青森県    倭武多炎え空に威を切る撥ね盛る気負いに浮く絵もタフね        
                                    ねふたもえくうにいおきるかさねはねさかるきおいにうくえもたふね

                            秋田県    舞い酔う秋田善い名は竿灯だ唄う鈍化は無い夜抱き合うよ今
                         まいようあきたよいなはかんとうたうたうとんかはないよたきあうよいま


                            岩手県    善きな判官美しき藤原祭なり詰まらば飛沫し万感は無きよ
                         よきなはんかんはしきふしはらまつりなりつまらはしふきしはんかんはなきよ


                            山形県    花笠を 舞いし機嫌か 泪した 皆感激し 今を咲かなば   
                         はなかさをまいしきげんかなみだしたみなかんげきしいまをさかなは

                   
宮城県   日にち舞うは欅の並木七夕だ華だ時見な退きや化粧う街に灯   
                         ひにちまうはけやきのなみきとたなはたたはなたときみなのきやけはうまちにひ

                   
福島県   良き年よ野馬追騾馬のみ怒るるか忌の祓いを間の善し時よ   
                         よきとしよのまおいらはのみいかるるかいみのはらいおまのよしときよ

            
恋の悲喜が 長き日の以後
恋の連鎖 酔う恋に憩う夜(ようこいにいこうよ)
初 恋
  ともにえしこともよろこびきよいこいよきひごろよもとこしえにもと
  共に得しことも喜び清い恋良き日頃世も永久にもと

青 春
   
ながきよいこいのみしればしにうたうにじはれしみのいこいよきかな
  長き宵恋の身知れば詩に詠う虹晴れし身の憩いよきかな

疑 問
   ひとりとうこいにみなくゆしおもかもおしゆくなみにいこうとりとび

  一人訪う恋にみな悔ゆ潮も香も圧し行く波に憩う鳥飛び
失 恋
   
くゆはるはたまにみしなかこいのみのいごかなしみにまたはるはゆく
 
  暮ゆ春は偶に見し名か恋の身の以後哀しみに亦春は逝く
傷 心
   
なかひだのたきみぎにみしながおきをかなしみにきみきたのたびかな
  
 中襞の瀧右に見し 汝が沖を 悲しみに君北の旅かな
旅 情
  いまのよとなはしれうえだいこいよいこいたえうれしはなとよのまい
  今の世と名は知れ上田憩い酔い恋耐え嬉し華と夜の舞

慕 情
   
いくるこのみのふたつほしかわものもわがしぼつたふのみのこるくい
 
  生くるこの身の二つ欲し川も野も我が思慕伝ふのみ残る悔
春 愁
  
  よいこきはあきうおおたきよきたきよきたおおうぎあはきこいよ
 
  宵濃きは秋保大瀧よき瀧よ北を仰ぎ淡き恋よ
惜 春
    
かなしみにたうくるしみのたびのよのひだのみしるくいたにみしなか
  
 悲しみに堪う苦しみの旅の夜の飛騨のみ著く詩に見し名か
悲 哀  
   
 くいとみしながきおおなみとびはてはひとみなおおきかなしみといく 
   悔いと見し永き大波飛び果ては人みな大き哀しみと生く

決 断  
 
  もうこいにひたりしときをきとしまじときをきとしりたびにいこうも
   もう恋に浸りし季を喜としまじ時を機と知り旅に憩うも

決 別
    
つたもみじながれかわのみたぎるなるきたみのわかれかなしみもたつ
  
 蔦紅葉流れ川のみ滾るなる北見の別れ悲しみも断つ